スポーツ鬼ごっこ!

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スポーツ鬼ごっことは?

昔ながらの“鬼ごっこ”を競技として進化させた「スポーツ鬼ごっこ」

 一般社団法人の鬼ごっこ協会が2010年にルールを定め、以降約5年間で競技人口が約20万人に急増。企業研修や学校行事にも導入されるなど、企業、行政からのラブコールも相次いでいる。 


協会が推奨する「スポーツ鬼ごっこ」は、懐かしの「缶蹴り」や「陣取り鬼ごっこ」を発展させたような競技だ。7人制の2チームに分かれ、“宝”を守りながら、相手にタッチされないように相手陣地の宝を奪う。「攻め役」「守り役」などの役割分担をはじめとする多彩な戦術や、宝を守るために味方同士で声を掛け合うコミュニケーションプレーも重要。幼稚な遊び?と思いきや、チームプレイの醍醐味や各種スポーツの要素が凝縮されているため、ついつい大人も子どもも夢中になってしまうのだ。

協会の地道な普及活動により、「スポーツ鬼ごっこ」の競技人口は現在およそ20万人。2012年から毎年11月に東京で全国大会が開催されており、2014年度は約60チームが参加。観戦者を含めて約3000人が集まった。
その全国大会などの成績をもとに優秀なプレイヤーを選抜した日本代表チームも組織している。理事長の羽崎貴雄さんは「10年後にはオリンピック競技として採用されることを目論んでいる」と語る。
まだ歴史が浅いこともあり、他のメジャーな競技よりは明らかに代表入りを狙いやすい。今から始めておけば、メダルを獲得することも夢じゃないかもしれないかも。

遊びの要素を織り交ぜながら組織の団結力を育める「スポーツ鬼ごっこ」は、実はビジネス界からも注目を集めている。例えば、法人向けに職場旅行などを取り扱うJTBコーポレートセールスは、協会とコラボして同競技を応用したプログラムを開発。

鬼から逃げ回りながら与えられたミッションをクリアしていく企画で、チームを組んだ社員らは自然とアイデアを出し合い、団結していくのだ。パソコンでの作業が多いIT企業などが、社員の運動不足解消を狙って採り入れるケースも多いという。
「口数が少ないけどリーダーシップがある」「足は遅いけど、積極的な性格」など、自分の長所を発揮しやすいのだとか。もはや単なる遊びと侮ってはいけない。
そもそも、ローカルルールを含めると日本には約200種類の鬼ごっこが存在するという。

鬼ごっこの歴史

追儺(ついな)』
宮廷の年中行事である修正会(しゅじょうえ)の中で、「追儺(ついな)」と呼ばれる鬼払いの儀式があるが、平安初期から行われているとされており、それが鬼ごっこの起源となる儀式の一つと言われています。

鬼ごっこの起源
「ことろことろ」別称:「比々女」
江戸時代には「子をとろ子とろ」とも呼ばれる。平安時代には貴族文化として、江戸時代には庶民文化に根ざしていた子どもの遊びの文化になります。ことろことろは、1300年昔から始まったとされています。1人が鬼、1人が親、他の者たちは子となり、親の後ろに子たちが前者の腰をつかんで1列をつくると、親に対面した鬼は、両手を広げて子を守る親のガードをなんとか切り抜て、列の最後の子にさわるというもの」

(寒川恒夫2003 『遊びの歴史民俗学』明和出版参考文献)